製本アーティストという、あまり聞いたことのないことをやっている 山崎 曜 (Yo Yamazaki)さんと対談しました。
Xに「製本」や「アート」を入れると、なんとなくしっくりこないという山崎さんに対して、「X」のままにしておいて、その代わり前に「自分の地平を」をつけて、
「自分の地平を生きるためのX」
ということにしたら、話がどんどん転がっていきました。
対談の最後には、山崎さんと僕(田原)が、どんな部分でシンクロしているのかも明らかになり、非常に楽しい時間になりました。
★山崎曜(やまざきよう)さんプロフィール
1962年東京生まれ。現在、製本アーティスト。
東京芸術大学デザイン科、大学院、修了。出版社勤務を経て、大家利夫氏の指月社で、製本見習いをして、フランスにある工芸製本の技法を習得した。その後「手で作る本の教室」という名前の製本教室を開設。教室での生徒さんとのやりとりの中のアイデアから「手で作る本」「もっと自由に!手で作る本と箱」(文化出版局、2006年、2008年)という2冊の製本技法書ができた。2011年に最初の著書の台湾版が出、昨年2015年は、香港やアメリカ(ミネアポリスのMCBA)でワークショップをやる機会を得て、少しずつ海外とのつながりもできていっている。
このところ楽しいことは、買い物や用事で外出する時に走ること、その体使いをよりよくするためのヨガや構造動作トレーニング、多言語で遊ぶヒッポファミリークラブの活動、そして製本とヒッポと両面からの、海外の人とのかかわり、など。
来年2017年7月にギャラリーおかりや(東京、銀座)で個展を予定している。
ウェブサイト:http://yoyamazaki.jp/
※インタビュー当時